LIFE No.01
ハートライフ病院外科ドクター座談会
温かさがまさに「ハートライフ」

病院見学ではわからない
素顔が見えてきます

医師を目指す医大生にとって、初期臨床研修の病院選びはとても重要なもの。自分に合う病院なのか、研修現場の環境や研修医を取り巻く環境はどうなのか、先輩や指導医の先生方は話しやすい雰囲気なのか。当院で初期臨床研修を終えて勤務する外科医達に、当時のことを含めて本音でいろいろと語り合ってもらいました。現在の活動やワークライフバランスなど、医師生活のリアルがわかるトークの中から病院見学だけではわからない素顔のハートライフ病院が見えてきます。

LIFE No.01
ハートライフ病院外科
ドクター座談会
温かさがまさに「ハートライフ」

病院見学ではわからない素顔が見えてきます

医師を目指す医大生にとって、初期臨床研修の病院選びはとても重要なもの。自分に合う病院なのか、研修現場の環境や研修医を取り巻く環境はどうなのか、先輩や指導医の先生方は話しやすい雰囲気なのか。当院で初期臨床研修を終えて勤務する外科医達に、当時のことを含めて本音でいろいろと語り合ってもらいました。現在の活動やワークライフバランスなど、医師生活のリアルがわかるトークの中から病院見学だけではわからない素顔のハートライフ病院が見えてきます。

Member Profile

仲本 正哉 医師

那覇市出身。29歳。既婚。1児の父。琉球大学医学部卒。在学中は医学部野球部所属。当院での初期臨床研修を修了後、現在は外科専攻医3年目。当院で多くの手術を担当し、次年度より琉球大学病院 外科医局人事の一環で北部地区医師会病院へ転勤予定。

国吉 史雄 医師

那覇市出身。44歳。既婚。琉球大学医学部卒。当院での初期臨床研修を修了後、外科医として勤務し勤続13年目。多くの研修医の指導にもあたる。ハートライフ病院DMAT(災害派遣医療チーム)の一員として活動。2016年には熊本地震への出動経験もある。

玉城 頼人 医師

宜野湾市出身。29歳。琉球大学医学部卒。在学中は医学部野球部所属。初期臨床研修医2年目。当院での初期臨床研修を修了後、2021年4月より琉球大学病院外科専門研修プログラムに進み、当院で勤務予定。

選んだのは「ちょうどいい病院」偶然の巡り合わせから外科医の道へ

仲本

今日はドクター3人でいろいろ語りましょう。よろしくお願いします。

国吉

よろしくおねがいします。

玉城

よろしくおねがいします。

仲本

まずは国吉先生に。初期臨床研修先にハートライフ病院を選ばれた理由を教えてください。

国吉

病院の規模が大きすぎず小さすぎず、ちょうどよかったから。規模が大きすぎると研修医の数も多くなり、担当する症例を結果的に取り合って充分な症例が経験できない可能性もある。うちの病院は適度に症例があって研修医の数が多すぎないのもいいですね。

仲本

僕は大学在学中にクリニカルクラークシップがあり、病院実習でハートライフ病院に希望を出しました。当時から医学生に人気の病院で、いざ実習が決まり、みんなでジャンケンをして何科を回るか決めましたが、そのとき不在だった僕は希望者のいない外科に回されることになったんです。

玉城

僕は仲本先生が医学部野球部の3つ上の先輩で、他の2人の先輩達もみんなハートライフ病院にいたので、「やりやすそうだし楽しそう」と実習先も初期臨床研修先もすぐに決めました。

国吉

仲本先生は、最初は行きたくなかった外科に行った後、何があって外科医になったのかな?

仲本

医大生の頃はみんな外科が大変と思っているみたいで、特に僕は外科医の父が忙しかったイメージが強くて、学生の頃は外科医になるつもりはなかったんです。ところがいざ実習をスタートさせてみると、外科で学ぶことがとにかくおもしろかった。手術はもちろん、病棟や外来などさまざまな仕事があり、すごく興味を持ちました。

国吉

やってみたらイメージが変わった?

仲本

はい。それまで医師になることが少し怖い部分もありましたが、その時の経験で自分が本当にやりたいことや目標が初めて明確になりました。だから初期臨床研修もハートライフ病院に希望を出しました。

国吉

偶然の選択がその後の進路を変えたんだね?

仲本

実はこの話には後日談があって。その頃からハートライフ病院は初期臨床研修の希望が多くて競争が激しかったんです。僕はきっと採用されないだろうなと悩んでいたら、たまたま当時の外科部長に「実習がとても楽しかったです」とお話をする機会があって。「仲本くんがこのままハートライフ病院で外科医として働いてくれるなら、初期臨床研修に推薦してあげようか?」と言われたんです。それで運命が変わりましたね。

国吉

仲本先生に見込みがあったからだと思うよ。

仲本

ホントですか?うれしいです。僕の例をぜひ医大生の実習病院選びとか研修先選びの参考にして欲しいですね。最初は希望していない科でも、意外な出会いや発見があるかもしれません。もちろん、玉城先生みたいに最初からブレずに外科医を目指しているというのもすごくいいと思う。

玉城

ありがとうございます。僕は父が消化器外科医というのもあって、学生の頃からずっと外科系がいいなと思っていました。中でも開腹手術から腹腔鏡下の手術までいろいろやってみたい!手術が絶対楽しそうだなと思ったんです。今年4月から始まる外科専門医研修では消化器外科に進もうと思っています。

国吉

私が外科を選んだのも玉城先生と同じで、手術が楽しそうだなと思ったから。大変な面ももちろん多いけれど、やっぱりおもしろいんだよね。

仲本医師のオペの様子。すぐ横では玉城医師が研修中。仲本医師は2021年の1月は全外科医の中で最もオペ件数が多い。

研修医時代の苦労もいい経験に。救えなかった命を必死で次に活かす

仲本

研修医時代の学会発表は印象に残っていますね。忙しい業務の間にデータを揃えたりスライドを作ったり。指導医の先生と何度も修正のやりとりをして、準備は大変だったけどすごくいい経験になりました。

国吉

大きな学会になると、研修医の先生のための発表の場も用意されているからね。

仲本

県外に行けるので旅行気分もあり、夜は現地のおいしいものやお酒を楽しんだり。上の先生方とは普段は食事やお酒を飲む機会もほとんどないので、それも楽しみでした。

玉城

僕も学会は楽しみなのに、コロナ禍で学会発表がオンラインになってしまい本当に残念です。

仲本

そういえば、玉城先生が「日本外科学会」でオンライン発表したものが賞を取ったよね?ホントすごいよ。おめでとう!

玉城

ありがとうございます。令和2年8月に「治療に難渋した腹壁瘢痕ヘルニアの一例」という演題で、「医学生・研修医セッション賞」を受賞しました。術後の傷が治りにくく、さまざまなことを試さないといけない大変な症例があったんです。

国吉

よく頑張ったね。こういう機会にどんどん挑戦してさらに成長してもらいたいね。

第120回日本外科学会定期学術集会で発表した「治療に難渋した腹壁瘢痕ヘルニアの一例」で医学生・研修医セッション賞を受賞した。ハートライフ病院では学会発表の場も多く設けられている。
玉城

はい!国吉先生は研修医時代、どんなことが印象に残っていますか?

国吉

もう13年も前だけど、医師になって初めて当直をした時のことかな。いきなりICUの重症患者さんの処置をすることになってね。もちろん上の先生と一緒にやったんだけど、採血の経験もまだないのに、いきなり動脈にラインを入れたり、血管にチューブを入れたり。指示されるままに無我夢中で処置をしました。これまで各科を回っていろいろ学んできたのに、現場で対応するのとはやはり勝手が違っていて、新人にとっては大きなプレッシャーでしたね。

玉城

聞いているだけで緊張します。仲本先生は研修医時代にどんなことが印象に残っていますか?

仲本

救った命よりも、救えなかった命の方がやはり心に長く強く残りますね。相当落ち込むし、なかなかそこから気持ちを切り替えられないことも多いです。

国吉

辛いことも起こるのが医療の現場です。気持ちを切り替えることは難しいけれど、私はなるべく引きずらないように心がけています。よく寝てなんとか気持ちを切り替えて、次の患者さんに向き合わないとね。

仲本

はい。僕は救えなかった命を必死で次に活かしたいから、ずっと臨床に残り続けていると思います。次に同じ症例の患者さんが来たら、今度はああしよう、こうしようって考え続けています。外科医になってまだ3年足らずで、日々模索中です。

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