入退院支援室

入退院支援室の役割は患者さんが安心して、入院決定から退院後までの療養生活を送れるように支援することです。入院前から入退院支援室看護師、薬剤師、栄養士、歯科衛生士などの他職種が関わり、患者さん、ご家族の支援をいたします。入退院支援室看護師は、入院が決定した患者さん、ご家族と面談し、治療や検査に沿った入院の説明、病歴、家族情報、連絡先、アレルギーの有無、日常生活動作自立度など幅広く患者情報の聞き取りを行い、聞き取った情報は、他職種へつなげています。また、退院後も患者さんが住み慣れた地域で暮らし続けることができるよう、患者、家族の思いを大切にして生活できるよう取り組んでいます。
外来

当院の外来の1日平均患者数は約500人です。在院日数が短縮された影響で、入院による急性の治療が落ち着いたら患者さんは外来通院で治療を継続します。抗癌剤治療も生活しながら、働きながら、通院で出来ます。あらゆる症状のある患者さんが訪れ、急性期、精密検査、術前術後、緩和医療までを幅広く対応しているので、広く深く学べる場となっています。夜勤がない部署なので、出産後や育児をするライフスタイルに合わせて外来を選んでくる方もいます。ぜひ、一度外来勤務を経験して欲しいと思います。患者さんが病院にいる間の限られた時間で観察し看護を提供していきます。アセスメント力、業務の効率と正確さが向上します。
救急外来

テレビドラマで受ける救急の印象はかっこよく、派手でク―ルな病院の花型!のイメージがありますが、粛々と時にはしぶとく、必死に命を救いに行く、戦場な場所が救急です。重症度もばらばら、疾患や年齢層も幅広く、専門領域なんてありません。1人でも多くの患者さん診る為に、日々奮闘しています。救急搬送件数は、年間約3,000件です。ドクターカーを2台保有しており、傷病者のもとへ医師、看護師を搬送することで、初期治療が早くなります。他病院への転院搬送や、災害時にも活躍しました。救命のためには、チームワークが重要です。後輩指導やスタッフ同士での助け合い、医師やコメディカルとの良好な関係で成り立っている救急外来です!
HCU

HCUは重症患者に対する専門的な医療・看護を提供する重要な部署です。豊富な医療機器と高度な専門知識を持つ医療スタッフが24時間体制で患者さんの状態を観察し、迅速かつ的確な治療と看護を行っています。
HCUではチーム医療を重視しており、医師や看護師、その他のコメディカルスタッフが連携し、呼吸器装着治療中の患者さんの離床なども積極的に行っています。多様な症例を経験することで専門的なスキルを習得でき、キャリアの成長につながります。定期的な研修や勉強会を通じて最新の医療・看護の知識を学ぶ機会も豊富です。命を救うやりがいを感じながら成長し、支え合う仲間を求めています。一緒にHCUで新たな一歩を踏み出しましょう!
本館3階病棟

3階病棟は整形外科、形成外科、眼科(角膜移植)の3つの診療科がある混合病棟です。成人期から老年期まで幅広い患者層が入院しています。毎日手術が行われており、周手術期の患者さんへの看護を行い、術後は患者さんのニーズに沿ったリハビリや日常生活指導を実施しています。週1回、それぞれの診療科のカンファレンスがあり、医師や看護師だけでなく、MSW(医療ソーシャルワーカー)や薬剤師、リハビリスタッフ、栄養士など多職種で患者さんの退院後の生活を見据えた退院支援を行っています。
患者さんが日に日に回復していく姿を直接目で見て実感でき、できなかったことができるようになった際には患者さんと一緒に喜びを分かち合える場面が多くあります。そのような経験を通じて看護のやりがいを見出せる部署です。病棟看護師の半数以上は20代と若く、皆気さくで明るく活気があります。看護のことで困ったり悩んだりした時も相談しやすく、新人看護師の育成にも部署全体で取り組む、魅力的な病棟です。
東館4・5階病棟

東4.5F病棟は、東4F、東5F、産婦人科外来と3つの部署は1つのチームになっています。東4F病棟は婦人科、乳腺疾患のある患者様の入院病棟です。女性患者様専用病棟となっていて、生殖器疾患を有する患者様が安心して治療に臨めるよう配慮されています。手術から抗がん剤治療、終末期ケアに携わります。東5F病棟は、産科入院病棟で、分娩、新生児、産褥期に携わります。安心した環境で安全な分娩を行えるよう1例1例を大切に関わるよう努めています。産婦人科外来は、外来⇔病棟と情報共有を行いながら、患者様が安心して検査・治療が受けられるよう努めています。スタッフは全て女性で、子育て中のスタッフも多くいます。みんなで協力し合いながら、WLBを大切にしている部署です。
本館5階病棟

5階病棟は消化器内科と小児科の混合病棟で、幅広い年齢層の患者さんを対象としています。入退院が多く、患者さんの入れ替りに対応することも大変だと感じますが、患者さん一人一人と向き合い、温かい看護を提供できるよう頑張っています。コロナ禍では、一時コロナ患者専用病棟として運用することになり不安いっぱいでしたが、スタッフ同士お互いを気遣いながらチームワークで乗り越え、呼吸器管理も対応できる病棟になりました。この経験のおかげで、5階病棟は変化に対応することができる病棟だと感じ、ここに配属されてよかったと思いました。日々忙しいですが、スタッフは元気いっぱいで笑顔にあふれています。先輩方も優しく丁寧に指導してくれプライベートの相談にも乗ってくれます。先輩と2人で患者さんを看るPNS方式をとっているため、安心して業務にあたれます。来年からきてくれる皆さんの頼れる先輩になれるよう、まだまだ頑張ります。団結力のある5階病棟へ、ぜひ来てください。
ICU

ICUでは重症度の高い患者さんが入室し、社会復帰に向けた第一歩となる看護を提供します。救急外来や隣接するHCU、医師やコメディカルとの連携を通じて、患者さんの早期回復に向けた安全で質の高い看護を日々研鑽しています。
回復していく患者さんの姿を目の当たりにでき、看護の喜びを実感できる部署です。時には重責やプレッシャーを感じることもありますが、先輩看護師や他職種からの助言や相談を受けながら成長できます。スキルを高められる環境で、一緒にICUで働きましょう!
手術室

手術室では、外科、婦人科、形成外科、整形外科、眼科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、脳神経外科、消化器外科、麻酔科の10診療科を担当しており、2023年度の手術件数は3,200件でした。看護師はさまざまな分野の解剖生理学や疾患について学べる環境にあります。また、看護師の役割には直接介助や間接介助のほか、器械や器具の整備、洗浄、滅菌の業務があります。
2024年8月からはロボット支援下手術(ダビンチ)も開始し、覚えることも多い部署ですが、医師との距離が近く直接指導を受けることができます。先輩方は明るく話しやすいため、充実感を持って自分の成長を感じられる職場です。
本館4階病棟

4階病棟は外科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、脳神経外科の混合病棟です。外科手術を目的とした患者さんが多く、平均4–5件の手術が毎日行われています。また、化学療法を目的とした患者さん、脳疾患の管理やリハビリが必要な患者さん、終末期の緩和ケアが必要な患者さんなど、幅広い患者層が入院する病棟です。
急性期で多様な患者さんがいるため大変さを感じることもありますが、患者さんとの関わりを通じて多くの学びを得られる病棟だと感じています。PNS方式を採用しており、ストーマケアや外科処置、化学療法や麻薬による鎮痛管理など、分からないことは先輩に優しく教えてもらいながらやりがいを持って学んでいます。部署メンバーは仲が良く、協力しながら楽しく業務に取り組んでいます。一緒に頑張りましょう!
6階病棟

6階病棟は内科病棟で、主に総合内科や腎臓内科の患者さんが多く入院しています。入院患者さんの年齢層は20代から90代まで幅広く、疾患では誤嚥性肺炎や尿路感染症、腎不全による透析中の方が多いのが特徴です。透析患者さんは週に2–3回透析を受けており、1日の水分制限もあるため、看護には細やかな配慮が必要です。
入院から退院までの間、多職種と連携しながらカンファレンスを行い、患者さんにとって最適な環境へつなげることを目標に取り組んでいます。分からないことや不安なことがあれば先輩に相談できる環境で、学びが多く、チームワークの良さが魅力の病棟です。
7階病棟

7階病棟は呼吸器内科と循環器内科の病棟です。循環器内科では心不全や心筋梗塞、ペースメーカーの患者さん、心臓カテーテル治療を行う患者さんが入院しています。また、病棟内に心臓リハビリ室があり、リハビリスタッフや看護師が患者さんの生活指導や退院支援に取り組んでいます。
呼吸器内科では肺炎や喘息、肺癌の抗癌剤治療を受ける患者さんが入院しており、呼吸機器も扱うため日々勉強が必要です。患者さんの約7割が70歳以上で、介護度の高い方も多い病棟です。高齢者への看護や循環器、呼吸器看護に興味のある方には最適な環境です。勤務時間内に勉強会が活発に行われ、医師と看護師が協力して開催しています。若いスタッフが多く、明るく活気のある病棟です。
内視鏡センター

内視鏡センターは消化器および呼吸器内視鏡の検査・治療を行う臨床担当と、人間ドックの内視鏡検査を行う健診担当で構成されています。臨床担当では、通常の内視鏡検査(上部・下部)に加え、特殊治療(POEM、ESD、ERCP、気管支鏡)や24時間体制での緊急内視鏡対応が特徴です。
私たちの目標は、患者さんが安全かつ安楽に最適な内視鏡検査や治療を受けられるようにすることです。そのため、PNS方式を採用し、経験豊富な内視鏡技師免許を持つ看護スタッフとともに教育体制に力を入れ、スタッフ全体の成長を目指しています。
予防医学センター

予防医学センターでは人間ドックなどの健診業務を行っています。受診者数は1日70–80人、年間約18,000人です。健診コースには1日ドック、2日ドック、脳ドック、協会健診、一般健診、住民婦人科検診などがあり、受診者の年齢層は10代から80代まで幅広いです。
生活習慣病の予防やがんの早期発見のため、健診結果をもとに個別の健康相談や特定保健指導を行っています。2023年度の実績では胃内視鏡検査6,563件、大腸内視鏡検査632件を実施しました。オプション検査も充実しており、腸内フローラ、健康年齢、アレルギー検査、膵臓MRI、心臓エコー、大腸CTなどを提供しています。今後も受診者のニーズに応じた健康支援を目指していきます。
人工透析室

透析室では、腎不全患者さんを対象に血液透析を行っています。ベッド数は約57床あり、患者さんは月・水・金、火・木・土のいずれかのスケジュールで週3回透析に通われています。スタッフは看護師に加えて臨床工学技士も在籍しています。
主な業務内容は、穿刺や透析中の患者さんの状態観察、創部の処置、透析装置の操作などです。透析室は専門的な部署ではありますが、基礎的な看護も学べる環境です。
また、フットケアやエコーガイド下での穿刺技術の育成にも力を入れており、透析看護にとどまらず、多くのスキルを身につけることができます。職場の雰囲気は温かく、相談しやすい環境が整っています。
さらに、基本的に日曜日はお休みのため、子育て世代のスタッフにも働きやすい環境です。