診療科の特徴

当院の乳腺外科では、乳腺専門医による迅速かつ正確な診断と整容性を重視した高度な手術を両立し、質の高い乳がん診療を提供しています。診断から外科治療、周術期薬物療法から再発治療まで一貫して対応する体制が整っており、乳がん治療と知識・技術の修得に専念できる環境にあります。上級医は豊富な手術、薬物療法、臨床・基礎研究、院長/管理職の経験を有していますので、在職中に持てるエッセンスを全て後進に継承することが本望のようです。
外科治療では近年注目されている乳房温存術Suture Scaffold Techniqueにも習熟、常に目立たない創から美しい乳房を温存する様な高度な技術を実践しています。これらの技術はOJTで直接学ぶことができ、若手から中堅医師まで、手術スキルをさらに高めたい方にとって大きな学びの機会となります。また敢えてOJTから別個に乳癌分野では先進的となるVirtual realityによる３Dホログラム、メタバースを用いた手術手技教育にも注力し、外科基本手技から乳癌手術の特徴的な手技と理論を後進の先生方に伝えるシステムの運用を開始しました。
薬物療法では、腫瘍の性格に応じた個別化医療（抗がん剤・ホルモン剤・分子標的薬）を中心に、多くの臨床試験・開発治験の経験を共有しながらエビデンスに基づいた周術期治療を有効かつ安全に実施し再発防止に努めるとともに、再発・転移がある場合にもQOLを大切にしつつ高度な分子標的療法を含む薬物療法を提供しています。
診療体制では、医師・看護師・薬剤師・ソーシャルワーカーなど多職種で構成される「高度なチーム医療の実践」が診療のコアとなり、副作用や精神的な不安への支援を行い、治療の完遂とその先の生活までサポートしています。特筆すべきは乳がん認定看護師が2名在籍し専門知識を活かして患者や家族に対しても専門性の高い乳がん看護を提供するため診療の流れがとてもスムーズで、医師はとても働きやすいです。
さらに診療のコマ数が過多になりがちな乳がん専門病院やクリニックに比較し、外来・手術枠も適切なため、事務作業も時間内に終わり、研究等の自己研鑽にも充てることができ、仕事のやり甲斐とQOLが両立可能です。
「がん診断のその先」を大切にした診療が求められる今、患者様の希望に沿いEBMに沿って高度な集学的治療を実践する当院で、あなたの専門性と熱意をさらに深めてみませんか？

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