LIFE No.04
ロールモデルとなる医師に多く出会える
ハートライフ病院の魅力
1年目の研修医と小児科医3人が自身の体験を通して本音で語り合います
今回のドクターズスペシャルトークは小児科をフィーチャー。ハートライフ病院で初期臨床研修1年目の研修医と小児科の医師3人が自身の体験を通して本音で語り合います。全員に共通しているのは「子供好き」ということ。それが小児科医に必要な条件でもあるようです。実生活で親であることや子育ての経験があることが、医療の現場で大いに生かされる仕事でもあります。そして、ハートライフ病院に小児のアレルギー外来が誕生した経緯も紹介。患者である子供たちと親御さんの両方に寄り添う小児科医たちの日常にも注目です。
LIFE No.4
ロールモデルとなる医師に多く出会える
ハートライフ病院の魅力
1年目の研修医と小児科医3人が自身の体験を通して本音で語り合います
今回のドクターズスペシャルトークは小児科をフィーチャー。ハートライフ病院で初期臨床研修1年目の研修医と小児科の医師3人が自身の体験を通して本音で語り合います。全員に共通しているのは「子供好き」ということ。それが小児科医に必要な条件でもあるようです。実生活で親であることや子育ての経験があることが、医療の現場で大いに生かされる仕事でもあります。そして、ハートライフ病院に小児のアレルギー外来が誕生した経緯も紹介。患者である子供たちと親御さんの両方に寄り添う小児科医たちの日常にも注目です。
Member Profile
城間 瑞萌 1年目研修医
豊見城市出身。24歳。琉球大学医学部卒。2021年4月よりハートライフ病院にて初期臨床研修スタート。2021年9月より1か月間、小児科にて研修。10月には糖尿病内科、11月は呼吸器内科、12月は外科をそれぞれ研修。初期研修修了後の専門研修の進路は未定。
崎原 徹裕 医師
西原町出身。38歳。琉球大学医学部卒。2009年、ハートライフ病院初期臨床研修を修了。2011年、南部医療センターこども医療センターで小児科後期研修を修了。沖縄県立北部病院小児科を経て、2012年、当院小児科に入職。2015年にはあいち小児保健医療総合センターでアレルギー専門研修を修了。現在、当院小児科部長。小児科専門医、指導医。日本アレルギー学会専門医。医師15年目。既婚で3人の女児の父。
安木 大地 医師
兵庫県出身。36歳。琉球大学医学部卒。2015年3月、琉球大学医学部附属病院にて初期臨床研修修了。期間中、ハートライフ病院小児科で1か月研修。琉球大学医学部附属病院小児科を経て、現在はハートライフ病院小児科に在籍。保育士免許あり。医師9年目。既婚で男児の父。第2子の誕生間近。YouTubeチャンネル「研修医応援」も運営中。
金城 優美 医師
名護市出身。37歳。琉球大学医学部卒。2017年3月、ハートライフ病院初期臨床研修を修了。同年4月より琉球大学専門研修プログラムに所属。中頭病院、琉球大学医学部付属病院、那覇市立病院で研鑽を積み、2019年4月~2020年9月の間は当院専門研修プログラムで後期研修を行う。2020年7月~2021年5月、産休・育休取得。2021年6月よりハートライフ病院へ復職(琉球大学医学部附属病院からの派遣継続)。医師7年目。既婚で女児の母。
先輩医師たちの働き方や接し方に大きな影響を受けて
――――今日はご自分が研修医だった頃を思い出しながら、医学生や研修医のみなさんの参考になるアドバイスなどを気軽にお話しいただけたらと思います。まずは初期臨床研修先にハートライフ病院を選んだ理由を教えてください。
私はハートライフ病院の初期研修4期生にあたります。地元が西原町で、昔からこの病院にお世話になることがあるので選びました。
入院や手術もされたりしたんですか?
ほとんど覚えてないけど、小さい頃に虫垂炎の手術をしたらしい。何か病気になるとここに来てたね。建物もあの頃よりだいぶ大きくなってます。
そんな病院で働いていらっしゃるのは、感慨深いですよね。
本当にそう思います。生まれ育った地域に医療で貢献したい思いも叶いました。
私はハートライフ病院の見学の際に、先に働いている一期上の先輩たちの働き方を見て、「ここで研修をしたら2年間が充実したものになるだろうな」と感じました。見学の際に先輩たちがとても良くしてくれたのも大きいですね。
城間先生はなぜうちの病院を選んだのかな?
私はまず、食堂のごはんがおいしいということですかね。
その理由は初めて聞くかもしれない(笑)。
ホントに(笑)。
あとは研修医の食事時間もちゃんと確保されていそうだな、と。それから医局の雰囲気や病院の規模もちょうど良くて、みなさんがフレンドリーなのも安心できました。金城先生と同じで、私も実習で病院を回った時に先輩たちがとても優しくしてくれたのが印象的でした。
そうそう。本当にいい先輩たちが多いよね。
――――初期臨床研修時代に何か印象に残っている症例や出来事などはありますか?
14年前の循環器内科の研修中に、心外膜炎で心嚢液が貯留した症例にドレナージ術を施したのが貴重な経験として心に残っています。その患者さんとはたまに病棟でお会いすることがあり、今でも声をかけてくださいますね。
私は外科の長く大変な手術や重症患者のICU管理、寝られない当直など、大変だったことしか印象に残っていない気がしますね。
実は、ハートライフ病院に1か月研修で来ていた時にRSが大流行し、入院患者だけで約30症例あったんです。症状がみんな似ていて、レポートに考察を書くネタが尽きて困り果てましたね。
現在研修中ですが、救急の処置対応では結構パニックになってしまい、「自分にはできない」と悩みましたね。上の先生や先輩に助けてもらってなんとか乗り切りました。
城間先生は昨年9月に1か月間、小児科で研修を受けたけど、どうだった?
大体想像していた通りの感じでした。入院患者さんも少なかったので、一人ひとりにゆっくり時間をかけて対応できました。子供が好きなのでとても楽しかったです。
――――ハートライフ病院には小児科の後期研修がないため、先生方は他の病院で後期研修を受けていますが、それは現在どのように活かされていますか?
私の後期研修は琉大病院が1年3か月、中頭病院が1年9か月でした。町のお医者さんなどの紹介先である2次医療機関のハートライフ病院とは異なり、3次医療機関の琉大病院では標準治療では難しい症例を体験しました。
私は琉大病院、中頭病院、那覇市立病院でそれぞれ半年ずつ受けて、残り1年半はハートライフ病院でしたね。
2次医療機関である市中病院では、普通の病気をたくさん診られるし、3次医療機関である大学病院などでは難しい病気を診られます。それぞれの良さ、好みがあると思いますが、私は自分1人でトータルにマネジメントできる市中病院の方が楽しいと感じ、最終的にハートライフ病院での勤務を選びました。
どちらも経験したから、より向いている方がわかったんですね。
そうだね。当院で治療が難しい場合には3次医療機関に患者さんを送ることがあるので、関わりは続いているかな。
私は複数の病院で研修を受けたことで、「横のつながり」ができたのが一番大きな収穫です。研修で知り合った琉大病院の専門の先生に電話をして「こういう患者さんがいるんですが…」って相談することも多いです。面識がある先生方だと気軽に相談しやすくて心強いです。
わかる。一緒に働くと聞きやすいよね。
私の後期研修は南部医療センターこども医療センターでした。感染症などのCommon diseaseが多いハートライフ病院と違い、稀少疾患や重症例が多かったですね。
3次医療機関はやはりそうですよね。
循環器や新生児領域などにも興味があり、学びも多かったのですが、重症で救えない命が多いのがやはり辛くて、最終的にハートライフ病院での勤務を選びました。
患者さんが子供だから余計辛いですよね。
初期臨床研修でお世話になったハートライフ病院に戻ったら、とても温かく迎えてもらいました。現場では上司の先生がエビデンスに基づいた指導をしてくださって、一例一例ていねいに向き合う姿勢が勉強になっていますね。
私もこれからいろいろな病院で経験を積みたいです。
リアルな子育て体験が親御さんとの共感をより深く
――――みなさんが小児科を選んだ理由を教えてください。安木先生は保育士の資格も持っていらっしゃるそうですね。
私は昔から子供が好きで、もし医師になれなかったら保育士になろうと思ってたぐらい。たまたま医師になれましたけどね。
いや、たまたまではなれないですよ(笑)。
だから研修医になった時点から小児科医を目指していましたね。
私の場合、最初は救急が希望だったんですが、実習をしている時に「小児科って楽しいな」と思って決めました。話ができる子供たちと仲良くなるのは得意なのに、まだ話せない年齢の子供たちとどう接したらいいか、少し苦手意識があったんです。まだ自分に子供もいなかったし。それで医師の国家試験に失敗した時に1年間時間ができたので、ちょうどいいと思って保育士の資格を取りました。
すごい!どんなところが診療の役に立っていますか?
心理の発達面がわかると子供が嫌がる理由がわかるし、お母さんと栄養面の話もできますね。あとはちっちゃい子だと、こうしたら泣き止むというポイントとか。
かなり使えますね。
私も子供が好きで小児科を選んだんだけど、城間先生もそう言ってたよね。
はい。私も好きですね。だから小児科にも興味があって研修でも選びました。
――――実生活でご自分にお子さんがいることで、小児科医として活かせていることはありますか?
去年9月に出産してから、よりリアルに患者さんや親御さんのケアの状況を考えるようになりました。お家の環境やケアできる範囲など、このまま帰ったらお家で大変だろうな、兄弟姉妹のお子さんはどうしているのかなとか。お母さん方と話していても苦労を深く共感できるようになりました。
私も親御さんに共感できる場面がかなり多くなった気がします。うちは娘が3人いるので、患者さんが入院中の兄弟姉妹のことも気になりますね。フォローが必要な場合は親御さんの助けになるように、地域のママサポートやファミリーサポートを紹介するようにしていますね。
うちは男の子が1人いますが、そばにいると子供のことが本当によくわかるなと感じますね。子供が泣くことにも免疫ができますし。
そうだよね。やっぱり体験は強みだと思う。
実際、外来診療をしている時に親御さんに「結婚をしている先生の方が安心感がある」と言われたことがありますね。実際に子供を育てているから、ということでした。
親御さんも子育てがベテランの人もいれば、新米ママもいますからね。
そうですね。不安なお母さんには「うちではこういう風にしてますよ」という話もします。
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