当直明けでもお昼12時には必ず帰宅ワークライフバランスが実現できる帰宅ルールに感謝

仲本

現在、研修医は初期研修の2年目7人、1年目3人の計10人で、研修中に各科を回っていると、他の科の先生方もみなさん研修医の名前や顔を覚えていて、声をかけてくださいます。

玉城

すごく安心感がありますよね。

仲本

僕は初期研修後にそのまま勤めているので、他の科の先生方もいまだに声をかけたり、仲良くしてくださる。うれしいし心強いです。病院全体がアットホームというか。まさに「ハートライフ」ですよね(笑)。

玉城

確かに!(笑)。みなさん本当にあったかいです。

仲本

臨床経験30年以上のベテラン外科医師である花城直次先生は、僕とは年齢も経験年数も離れていますが、琉大医学部野球部OBで野球部時代はキャプテンも務めていらしたそうです。僕はとても親しみを感じて頼りにしています。

国吉

それは心強いね。

玉城

うちの病院は研修医には特に優しいと感じます。僕は各科を回る時に「内科を通常より少し長い期間回りたい」とか「画像診断もやりたいから放射線科も回りたい」といった要望を叶えてもらえたのも、とても良かったです。

国吉

現在、日々の業務ではどんなことを行っていますか?

ハートライフ病院で初期臨床研修を修了した国吉医師は、研修医や後輩たちからの相談も多く人望が厚い。
仲本

僕は消化器外科領域の手術がメインで、虫垂炎や胆のうの手術をはじめ、大腸がんも腹腔鏡下の手術を積極的に行っていますね。

国吉

腹腔鏡下の手術は最近、うちの病院でも多くなってきているね。

仲本

それもあってか、他院に比べると外科が大変!忙しい!というイメージはあまりないです。前院長の奥島名誉病院長が当直明けはお昼までに帰れるよう徹底してくださったおかげです。

国吉

「外科医が無理なく勤務できるように」という配慮はありがたいよね。

仲本

当直明けに手術が入ることはうちの病院ではないので安心です。

国吉

医師にとって、心身共に万全な状態で手術に取り組むのが何よりも大事なことだからね。

玉城

僕はまだ研修中で今は産婦人科にいます。産婦人科の外来や手術などが入っているのと、毎朝内科のカンファレンスに参加するのが日課です。研修医は当直が月に7回ありますが、当直明けの時間がしっかり守られていて助かります。

仲本

当直明けや休日などがしっかり確保できるのは、ワークライフバランスを保つ上でも大事ですよね。

国吉

オンとオフの切り替えは大事。そういえば仲本先生の奥さんは薬剤師だったよね?

仲本

はい。別の病院ですが、今は育児休暇中で。うちの子もやっと1歳になりました。

国吉

奥さんが復帰したら、家事とか子育ては分担?

仲本

うちは僕が仕事に集中できるよう、子供が生まれる前から家のことはすべて妻がやっていて、家事も子育ても妻におまかせです。僕の担当はゴミ出しのみで、妻の理解と支援には本当に感謝していますね。

玉城

僕も結婚したら家事はしないかなー。

国吉

うちは夫婦で料理を一緒に作ることもあるし、家事は私もひと通り何でもします。

玉城

すごい!国吉先生は料理もお得意なんですね。

国吉

得意かどうかは別として、結構やりますね。

仲本

でも僕も最近、時間がある時は子供の離乳食を食べさせたり、消化器系が専門なので、オムツを替えながら医師目線でウンチチェックをしたり。少しずつ育児にも参加していますよ。

玉城

僕は独身なんで休みの日は家でのんびり休養したり、スカパーで野球やバスケットボールを観戦したり。完全にインドア派です。国吉先生は、お休みはどう過ごされていますか?

国吉

私は親戚の別荘の庭で、夫婦でただひたすらたき火を眺めています。

玉城

え?たき火ですか?

国吉

そう。炎を見ているとなんだか癒される気がします。普段忙しい外科医だからこそ余暇を楽しむ時間は大事。うちの病院ならそれがちゃんとできますね。

公立久米島病院の見学時に久米島マラソンにも参加したときの様子。忙しい研修の合間に研修医同士の親睦を深める息抜きにもなっていた。
仲本医師の指導を受ける玉城医師。

元気になった患者さんの笑顔に医師としてのやりがいや喜びを感じる

国吉

私は、ひとりの人が生まれてから人生の最後を迎えるまで、治療を含めて「すべてを診る」ということに医師としてのやりがいを感じます。2人はどうですか?

仲本

自分の手術で患者さんが元気になることですかね。中城村の地域性か高齢の患者さんが多く、高齢だとがんなどの手術を躊躇しがちなんです。説得して手術を受けてもらい、完治して元気な笑顔を見せてくれる時は本当によかったなと思いますね。ご家族の喜ぶ顔にも幸せな気持ちになります。

玉城

僕も早くそんな体験をしたいです。ところで、医師に最も求められる資質って何だと思いますか?

国吉

いろいろあるとは思うけど、私は「人の話がちゃんと聞ける」ということが一番大事だと思っていますね。患者さんはもちろん、一緒に治療を行っていく関係者の意見をしっかり聞くことができない人は、この仕事には向いていないと思う。治療はひとりで行うわけではないからね。

玉城

肝に銘じます。

仲本

僕は医師としての能力に加え、トラブルにならないことも大事かなと思っています。そのためには患者さんの立場になって感謝や誠意を持ち、辛くても投げ出さないこと、患者さんを笑顔にできるような心を込めた対応を心がけています。

玉城

すごく参考になりました。研修医として2年目でまだ修業中ですが、今後も先生方をお手本に誠実に仕事をしていきたいです。

仲本

ハートライフ病院に望むことってありますか?

国吉

研修医達は業務以外の雑用をお願いされることも多く、どうしても労働時間が長くなりがちなので、できればもっと手当を出してあげてほしいですね。

玉城

ぜひよろしくお願いします(笑)。

仲本

研修医への手当が増えたら病院に若い先生が残ってくれますね、きっと。

玉城

若い先生が増えると新人研修医の相談がしやすく、進路も見つけやすくなるのでは?

国吉

最後に、医師を目指している皆さんに何かメッセージはありますか?

仲本

これから医師を目指す医大生には、「学生時代の実習や初期研修の間に本当にやりたいことを見つけよう!やりたいことが仕事だったら楽しいし、辛くても乗り切れると思うよ!」って伝えたいですね。

玉城

僕は「自分の好きなこと、楽しそうだと思うことにどんどん挑戦しよう!」かな。

国吉

みなさん、ハートライフ病院で一緒に成長して行きましょう!

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