来たれ!若手医師ハートライフ病院外科紹介

来たれ!若手医師
ハートライフ病院外科紹介

楽しむ境地を目指し共に頑張ろう

外科部長 宮平 工 医師

 当院の外科は常勤医10名、非常勤医6名を擁し、消化器外科を中心に乳腺外科や一部小児外科を扱っています。2010年から日本外科学会が主導して始まったNational clinical database(以下NCD)は日本の外科手術の95%以上を網羅した手術データベースとして世界に誇れるデータベースですが、当院の昨年のNCD症例数は933件と同規模病院と比較して遜色のない手術症例数です。症例数で多い疾患としては、胆石症(胆嚢炎や胆嚢ポリープを含む)、大腸がん、鼠径ヘルニア、肛門疾患、急性虫垂炎、乳がんなどです。内視鏡手術の割合が多いのが特徴で急性腹症の緊急手術も多く扱っています。超高齢社会の到来で高齢者の手術、周術期管理に日々奮闘しています。術後補助化学療法や進行再発がんに対する薬物療法も担当しています。

 この様な多忙な業務の中でも県内外での学会発表も盛んで、さらには琉球大学医学部の学生臨床教育にも携わっています。外科系の当直も担当していますが、皆で助け合いながら当直翌日の午後は完全フリーとし、ワークライフバランスの向上にも取り組んでいます。

 また、若手外科医の教育として、日本消化器外科学会の若手育成セミナーである「JESUS:Japanese skill education for young gastroenterological Surgeons」に2名と、日本臨床外科学会の「次世代の臨床外科医のための特別セミナー」に3名を当院から派遣しました。

 また、外科専門プログラムは全国に230以上ありますが、当院は琉球大学外科プログラムだけでなく、東京女子医大プログラム、大阪大学プログラムにも参加しており、外科専攻医として3つのいずれかのプログラムに進むことが可能です。

 医療は日進月歩であり、内視鏡手術はもとよりロボット手術が急速に広まりつつあります。ロボット手術の世界シェア7割を超える「ダヴィンチ」の特許が昨年切れ、開発競争が激化し、国産初の手術支援ロボット「hinotori」は実臨床に入ってきます。ロボット手術が日常的になる時代がすぐそこにきているのです。

 論語に「子曰、知之者不如好之者、好之者不如楽之者」とあります。手術に例えると「手術を知っている外科医より手術が好きな外科医が上である。手術を楽しむ外科医はさらに上である」という意味になります。好きこそ物の上手なれ、のさらに一歩進んで、楽しむ領域が最上という意味です。術中や術後合併症に直面して苦悩することもあるでしょうが、「手術を楽しむ境地」を目指して我々指導医とともに頑張ろうではありませんか。

ハートライフ病院

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当院では随時病院見学を受け付けています。少しでもご興味をお持ちの方はぜひ見学へお越しください。
雰囲気を肌で感じ、職員の働く姿を見ることでハートライフ病院への理解も深まると思います。 研修医、スタッフ一同、心よりお待ちしております。

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