LIFE No.02
ドクターズスペシャルトーク初期臨床研修は背伸びしすぎないことが大事

2年間が医師生活の未来につながる

不安や迷いの多い初期臨床研修の病院選びや専門科の進路。医師を目指す医大生にとって、この2年間をどう過ごすかがその先のより良い医師生活の未来につながっています。
現在、初期臨床研修の真っただ中で奮闘する新人研修医とハートライフ病院で初期臨床研修を終え、
勤務を続ける中堅医師が当時の体験や本音を交えたスペシャルトーク。
「ハートライフ病院」に脈々と流れる、病院全体で温かく優しく研修医を見守るアットホームな心地よさ。
そして継続的に無理なく働くためのワークライフバランスにも注目です。

LIFE No.2
ドクターズスペシャルトーク初期臨床研修は背伸びしすぎないことが大事

2年間が医師生活の未来につながる

不安や迷いの多い初期臨床研修の病院選びや専門科の進路。医師を目指す医大生にとって、この2年間をどう過ごすかがその先のより良い医師生活の未来につながっています。現在、初期臨床研修の真っただ中で奮闘する新人研修医とハートライフ病院で初期臨床研修を終え、勤務を続ける中堅医師が当時の体験や本音を交えたスペシャルトーク。「ハートライフ病院」に脈々と流れる、病院全体で温かく優しく研修医を見守るアットホームな心地よさ。そして継続的に無理なく働くためのワークライフバランスにも注目です。

Member Profile

金城 太貴 医師

糸満市出身、37歳。琉球大学医学部卒。ハートライフ病院にて初期臨床研修を修了後、当院循環器内科研修。その後、循環器では日本トップレベルの心臓血管研究所付属病院で3年間の専門医研修。現在は循環器内科専門医として、心臓カテーテル、PCI、不整脈のアブレーション治療をメインに行っている。循環器内科副部長。医師13年目。既婚。子供は2人。

銘苅 康太郎 1年目研修医

うるま市出身の27歳。琉球大学医学部卒。初期臨床研修1年目。2021年4月から外科での研修を行い、6月から2か月の予定で循環器内科にて研修中。専門医研修については1年以上先のため、進路はまだ未定。趣味はフットサルとサッカー観戦。自炊もこなし、得意メニューはパスタ料理。

各科の隔たりがほとんどなく研修医の数もちょうど良かった

金城

今日は銘苅先生とざっくばらんに話す機会をもらえて楽しみです。

銘苅

僕もうれしいです。よろしくお願いします。

金城

普段の回診とかカテ―テル治療なども一緒だし、よく話す方だよね。

銘苅

はい。いつもご指導いただきありがとうございます!さっそくですが、金城先生が初期臨床研修をハートライフ病院に決めた理由を教えてください。

金城

約13年前に県内外のいくつかの病院見学をした際、当時のハートライフ病院の雰囲気を見て決めました。研修当時は私を含めて研修医は5人で、他の病院より人数が少ないですが、逆にみんなの顔が見えてアットホームな感じが自分に合ってると思いました。

銘苅

僕もそうですね。大学在学中の病院実習で県内の病院をほぼ回った中で、ハートライフ病院は医師の先生方はもちろん、ナースやオペ室、ER、事務の方までもみんな優しくて親切だったので、「ここだ!」と決めました。

金城

初期臨床研修中は、科に関係なくいろいろな先生方が相談に乗ってくれたり、わからないことはいつでも丁寧に答えてくださった。

銘苅

そうですね。そこは今も変わってないのでは?みなさん本当にフレンドリーですよね。わりとフレキシブルに科も選べますよね。

金城

例えば外科で研修していても、産婦人科で手が足りなければヘルプに回る事例もあったりして、各科の隔たりをあまり感じないよね。自分も含めて、研修医は「どこにも求められていない」ということに不安や無力感を感じる気がするけど、手伝いをお願いされて必要とされているとうれしくなるよね。

銘苅

確かに。あと、この科ではちょっと長めに学びたいとか、すべての科を回った後でもう1回この科で学びたいというのもOKで、研修医にすごく寄り添ってくださる。

金城

研修が始まって3か月経ったけど、実際に体験してみて何か感じたことはある?

銘苅

短い期間で多くのことを学ぶので、毎日がとにかく慌ただしいです。学生の頃と違って直接患者さんに接しますし、給料もいただいているので責任が伴います。現場では先生方の接し方も多少は厳しくなりますが、それでも優しく丁寧に教えてくださるのでありがたいです。やっぱりこの病院で良かったです。

県外病院への研修機会も豊富

銘苅

今日ぜひ聞きたかったのが、金城先生が循環器内科を選んだ理由です。

金城

実は最初は麻酔科志望でしたが、初期臨床研修の2年間で救急や当直を担当する中、1分1秒を争うことが多い循環器領域をしっかり克服できず、結局怖いまま終わってしまった。その時にタイミングよく尊敬する循環器内科の先生方に「1年間だけ循環器内科をやってみないか?」と誘われ、それならやってみようと決めた。

銘苅

じゃあ、その1年が人生を変えたんですね。

金城

そうだね。心臓は勉強していた方がいいと思ったのと、やっていくうちに少し自信が付き夢中になれた。できないことがあったから逆に続けたいと思い、今に至っています。

銘苅

金城先生は県外にも学びに行っていますよね?

金城

循環器内科に入った年の後期(3年目)の終わりには、済生会熊本病院で3か月研修を受けました。そこは他県からも研修目的に多くの人が集まる大規模病院で、症例の実績も多く同世代の若手医師たちが現場で意欲的に働いていてとても刺激になったよ。

銘苅

僕も機会があったら行ってみたいです。その後、東京でも研修を受けたんですよね?

金城

心臓血管研究所付属病院でカテーテルアブレーションを中心に3年間の専門研修を行いました。異常な電気信号を発している心筋を焼灼する治療で、これまで当院での治療経験は少なく、不整脈に苦手意識もあったので良い機会に恵まれました。動悸で困る患者も多くいるので、これからますます発展する分野だと思いますね。

銘苅

先生の研修をきっかけにハートライフ病院でも導入されたそうですが、僕はまだ見たことがないのでぜひ見学したいです。

金城

私もまだ独り立ちできるほどのレベルではないので、心臓血管研究所付属病院の先生に沖縄まで指導に来て頂いて一緒にやっています。月に数件しかないので、まだ症例が少ないのは反省点ですが、当院はこういった形での学びのチャンスは本当に多くて、上司や先輩含めて病院全体でも支援して頂けるので本当にありがたいです。

銘苅

若手に道を拓いてくれて本当にありがたいです。

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