糖尿病内科で学ぶ実践的医療
大切なのは患者さん主体の治療~

ハートライフ病院の初期臨床研修では、研修医の多くが必修ではない「糖尿病内科」での研修を希望し、ハートライフクリニック院長 山本医師の元で指導を受けています。なぜ必修ではない糖尿病内科での研修を選ぶのか?その理由や現在の業務で生かされていることなどを伺いました。

来月、再来月もその患者さんが良くなるように

研修医2年目 間 妃向子
私は将来の志望科が代謝・内分泌科ということもあり、糖尿病内科を1年目で回りました。ハートライフ病院はクリニックとの連携がスムーズで、外来患者だけでなく、入院患者の血糖管理も知ることができると感じました。薬の使い方やインスリン製剤のペンの種類など、薬物治療の分野だけでなく、1番は患者さんとの接し方を学ぶことができました。どんな患者さんにも怒ったり叱ったりすることなく、来月、再来月もその患者さんが良くなるようにお話をしていた山本先生の姿が印象的で、患者さんが嘘をつかない診療室づくりを感じることができました。糖尿病内科での研修のおかげで、救急外来で糖尿病併存の患者さんが来た際に、使用している薬やsick dayの管理が充分かを聞き取りするようになりました。また糖尿病だけでなく、甲状腺疾患を疑える場面も増え、診断につなげることができるようになりました。

患者さん主体で取り組んでもらうことができるのかを学べた

研修医2年目 比嘉 真凡
昨年、糖尿病内科で研修を受けた先輩方から「糖尿病という疾患自体も有病率が高く、日々の診療を行っていく上で、管理を学ぶのは重要であることはもちろん、糖尿病内科の上級医の先生方の診療に対する姿勢もとても勉強になる」と伺い、研修を受けることを決めました。研修では、糖尿病の外来管理と入院時の血糖管理を主に学びました。薬物的な介入だけでなく、食事・運動療法などをどのように患者さん主体で取り組んでもらうことができるのかを学べたこと(糖尿病医療学)がとても印象に残っています。今では、他の診療科を研修している時に、糖尿病を併存疾患として有している患者さんの入院時の血糖コントロールについて、理解が及ぶようになりました。また、あたり前のことかもしれませんが、「患者さん自身がどのように向き合い行動されているか」を考えた上で診療に取り組む意識を大切にするようになりました。

患者さんへの向き合い方について深く考え直す良い機会になった

研修医2年目 小宮山 真代
私は総合診療医として地域医療に関わっていきたいと考えており、外来で糖尿病患者さんの糖尿病管理などを学ぶため、糖尿病内科を選択しました。
クリニックでは、病棟の血糖管理についてさまざまなシチュエーションの血糖変動への対応を通して、実践で学ぶことができただけでなく、山本先生から糖尿病患者さんに対する関わり方(エンパワーメントやバーンアウトなど)について教わりました。クリニック研修以前は、患者さんに医学的に正しい指導をしなければいけないという意識が強かったのですが、研修を通して患者さんへの向き合い方について深く考え直す良い機会になりました。現在、沖永良部島で研修中で外来で患者さんと接する機会も多いですが、クリニックで学んだ「患者さんが自身の治療を決定していく」という意識を忘れずに、対話を大事に診療にあたることを心がけています。苦労はありますが、いつか山本先生のような外来ができる医師になれるよう精進していきます。

ハートライフ病院

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当院では随時病院見学を受け付けています。少しでもご興味をお持ちの方はぜひ見学へお越しください。
雰囲気を肌で感じ、職員の働く姿を見ることでハートライフ病院への理解も深まると思います。 研修医、スタッフ一同、心よりお待ちしております。

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